連載
目でみるトレーニング
西村 進
1
,
松村 正巳
2
,
藤田 浩之
3
1釧路市立総合病院内科
2石川県立中央病院腎臓内科
3静岡赤十字病院血液内科
pp.1252-1257
発行日 2003年7月10日
Published Date 2003/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102142
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問題 340
症 例:59歳,女性.
主 訴:左上腕痛.
現病歴:4カ月前から左上腕部の疼痛を自覚していた.3日前,打撲を契機に疼痛の増強を認め当院整形外科を受診.内科に紹介された.
身体所見:身長151cm,体重48kg,血圧120/76mmHg,体温36.6℃.貧血,黄疸なし.心雑音聴取せず,肝脾を触知せず.
検査所見:WBC5,530/μl(seg50.8%,lymph44.3%,mono3.8%,eosino0.4%),RBC392万/μl,Hb11.8g/dl,Plt21.1万/μl,TP11.2g/dl,Alb3.3g/dl,AST16IU/l,ALT12IU/l,LDH133IU/l,BUN16.2mg/dl,Cr0.7mg/dl,CRP0.18mg/dl,IgG6,663mg/dl,IgA 83mg/dl,IgM52.6mg/l,血清蛋白免疫電気泳動にてIgG-λのM蛋白を認めた.骨髄穿刺にて形質細胞が17%認められた.上腕部骨X線写真(図1)を示す.
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