今月の主題 臨床医のための呼吸調節と障害
座談会
睡眠時無呼吸症候群のグランドデザイン
塩見 利明
1
,
高崎 雄司
2
,
陳 和夫
3
,
近藤 哲理
4
1愛知医科大学循環器内科・睡眠医療センター
2太田綜合病院睡眠呼吸障害センター
3京都大学医学部附属病院理学療法部
4東海大学医学部附属大磯病院呼吸器内科
pp.1210-1219
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100894
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近藤 本日は,SAS(睡眠時無呼吸症候群)について中心的に活動されている先生方にお集まりいただき,SASの現在と将来についてお話しいただこうと思います.まず,先生方の施設についてお聞かせください.
施設の規模と診療圏
塩見 愛知医科大学では,1998年に睡眠外来を立ち上げ,2000年に睡眠医療センターを開設しましたが,診療科の標榜がまだできないので,現在も中央診療部の中にあります.私のほかに内科医が7人いますが,全員兼務です.ベッド数は5ベッドで,週4日のPSG(睡眠ポリグラフ)を行っています.診療圏は,最初はかなり広かったのですが,最近では愛知,岐阜,静岡,長野あたりまでです.
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