今月の主題 臨床医のための呼吸調節と障害
神経機能と呼吸
呼吸刺激薬
冨岡 洋海
1
1西神戸医療センター呼吸器科
pp.1185-1187
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100888
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ポイント
呼吸刺激薬はあくまで補助的な薬剤であり,睡眠薬や鎮静薬,過剰酸素投与などによる一時的な呼吸中枢抑制に限定して使用すべきである.
これまで慢性呼吸不全の急性増悪時に使用されてきたドキサプラムは,非侵襲的陽圧人工呼吸(NPPV)の有効性がほぼ確立した現在,その使用は限られ,より確実に効果が期待できるNPPVなどの人工呼吸管理へ踏み切るタイミングを逃さないことが重要である.
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