演習・小児外来 (新連載)
〔Case2〕咳嗽,喘鳴,陥没呼吸が認められた5カ月男児
横山 美貴
1
1東京大学医学部附属病院小児科
pp.868-874
発行日 2004年5月10日
Published Date 2004/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100816
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症 例:生後5カ月男児.
主 訴:咳嗽.
家族歴・既往歴:特になし.
現病歴:1月10日午前中から発熱・嘔吐・咳嗽が出現,近医を受診し輸液を受けた.11日未明,喘鳴と苦しそうな咳がみられてきたため当科救急外来を受診した.母乳は飲めていた.
現 症:機嫌悪く啼泣,嗄声,犬吠様咳嗽.体温38℃,心拍数110回/分,呼吸数44回/分.陥没呼吸あり,チアノーゼなし,聴診器を付けずに吸気性喘鳴が聞かれる,aeration 軽度低下.
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