今月の主題 腎・尿路疾患―一般診療から専門診療へ
異常症候・尿検査異常をみたら―検査の進め方と診断
尿蛋白陽性といわれたら
柴田 孝則
1
,
加藤 謙一
1
1昭和大学医学部腎臓内科
pp.394-397
発行日 2006年3月10日
Published Date 2006/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100538
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ポイント
・生理的蛋白尿と病的蛋白尿に分けて考える.
・早朝尿で蛋白尿が陰性となる場合は,体位性蛋白尿が考えられる.
・腎性蛋白尿には糸球体性と尿細管性がある.
・糸球体性蛋白尿の主たる成分はアルブミンである.
・1日尿蛋白2g以上は,通常は糸球体性蛋白尿が考えられる.
・1日尿蛋白1g以上が持続する場合は腎の予後に注意が必要である.
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