今月の主題 腎・尿路疾患―一般診療から専門診療へ
異常症候・尿検査異常をみたら―検査の進め方と診断
乏尿がみられたら
中沢 将之
1
,
宮崎 正信
1
,
河野 茂
1
1長崎大学医学部・歯学部附属病院第2内科
pp.390-392
発行日 2006年3月10日
Published Date 2006/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100537
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ポイント
・1日の老廃物を排泄するのに必要な最低尿量は約400mlであり,乏尿とは1日尿量がそれ以下になることをいう.
・乏尿は原因によって腎前性,腎性,腎後性の3つに分けられ,それぞれによって治療法が異なる.
・一度乏尿を呈すると急激な経過をとることが多く,迅速な対応が求められる.
・腎前性は輸液などにより速やかに改善しうる.腎性・腎後性は専門医へコンサルトを行うべきである.
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