しりあす・とーく 第1回テーマ【新連載】
臨床研修における危険と安全管理―患者・研修医を医療事故から守れるか?
川尻 宏昭
1
,
本村 和久
2
,
川島 篤志
3
,
飛田 拓哉
4
1佐久総合病院総合診療科
2沖縄県立中部病院地域救命救急センター
3市立堺病院総合内科
4聖路加国際病院腎臓内科シニアレジデント
pp.138-147
発行日 2005年1月10日
Published Date 2005/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100447
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
■川尻 佐久総合病院の川尻です.卒後11年目で,途中2年間,関連の診療所に出ましたが,卒業してからずっと佐久の田舎の総合病院におります.現在,総合診療科というプライマリケアを中心に幅広く診療を行う部門にいます.研修医の指導に携わっており,研修医教育に強い関心をもっています.また,病院の安全管理室から,臨床研修の安全管理について相談を受けることがあります.
■本村 沖縄県立中部病院(以下中部病院)から来ました本村です.卒後8年目になります.初期研修を中部病院で終えた後,離島での診療所勤務,中部病院ほかでの内科中心の研修を経て,現在中部病院に戻っています.自分自身が研修医のときに医療事故を起こしたことがあり,院内の医療安全委員会に研修医時代から参加しています.自分自身の経験を後輩に伝えて,同じ思いをさせたくないという気持ちが強くあります.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.