今月の主題 内科医が知っておくべき がん治療
抗がん剤の副作用と対策
間質性肺炎
小倉 孝氏
1
,
加藤 晃史
1
,
大江 裕一郎
1
1国立がんセンター中央病院内科
pp.1996-1998
発行日 2005年11月10日
Published Date 2005/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100363
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
がん薬物療法を行う際には,常に薬剤性間質性肺炎の合併を念頭に置くべきである.
初発症状は発熱,息切れ,乾性咳嗽などの非特異的な症状である.
薬剤性間質性肺炎の疑われる状況では,必ず胸部X線を撮像し,以前の画像と比較する.
治療は第一に薬剤の中止である.ステロイド投与にあたっては呼吸器科医へのコンサルトが望ましい.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.