今月の主題 アルコールと内科疾患
アルコールと救急
アルコールとケトアシドーシス
石井 達哉
1
1済生会向島病院内科
pp.1542-1544
発行日 2005年9月10日
Published Date 2005/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100262
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ポイント
ケトアシドーシスは,低栄養状態のアルコール多飲者が飲酒を続けたり,突然アルコール摂取をやめて生じる病態である.
食事摂取不良による飢餓と,摂取されたアルコールの酸化により呈するケトアシドーシスである.
アニオンギャップの開大した代謝性アシドーシスが特徴である.
治療は輸液とビタミンB1補給,さらにケトーシス改善のためのブドウ糖補給である.
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