今月の主題 胆膵疾患はこう診る―緊急処置からフォローアップまで
基本的診察法・検査法
問診のとり方
肱岡 範
1
,
猪狩 功遺
1
,
藤田 力也
1
1癌研究会附属有明病院消化器病センター
pp.1334-1335
発行日 2005年8月10日
Published Date 2005/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100217
- 有料閲覧
- 文献概要
ポイント
問診は経験を要するものであるが,トレーニングによっても身につけることができる.
先入観にとらわれないためには,問診から鑑別診断を羅列して,病気の絞り込みを行う内科診断学の基本に戻り,専門外の疾患をも視野に入れた診療態度が重要である.
黄疸,腹痛は膵癌の初発症状でもあることを常に忘れない.
問診と身体所見の観察をないがしろにして,不要な検査を行うべきではない.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.