今月の主題 Digital時代の脳神経画像診断
内科医として知っておきたい画像診断法
【神経学的緊急症に対する画像診断の進め方】
失語,構音障害
高嶋 修太郎
1
1富山医科薬科大学保健管理センター
pp.428-430
発行日 2005年3月10日
Published Date 2005/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100062
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ポイント
優位半球前頭葉のBroca野が障害されると,言語による表現ができない運動性失語になる.
優位半球側頭葉のWernicke野が障害されると,言語や文字を理解できない感覚性失語になる.
構音障害は,口唇,舌,咽頭などの筋肉やそれを支配する神経の障害で起こる.
ラクナ梗塞では,pure dysarthria syndromeやdysarthria clumsy hand syndromeを呈する場合があり,診断にはMRIの拡散強調画像(diffusion weighted imaging:DWI)が有用である.
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