特集 —デキる内科医の—神経内科コンサルト
救急外来,急性期入院病棟からのコンサルト
失語,構音障害
菅原 恵梨子
1
,
工藤 洋祐
1
,
中溝 知樹
1
,
城倉 健
1
1横浜市立脳卒中・神経脊椎センター神経内科
pp.206-210
発行日 2018年2月10日
Published Date 2018/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225325
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Point
◎急に喋らなくなったり言っていることがわからなくなったりしたら,麻痺がなくても失語の可能性があるため,脳血管障害を念頭に精査する.
◎失語や構音障害は病歴が重要であり,急性発症の場合には症状がなかったことが確認できる最終時間(最終未発症確認時刻)の聴取も行う.
◎脳血管障害は治療の遅れが予後悪化につながるため,急性発症した失語や構音障害は様子をみずに,直ちに神経内科へコンサルトする.
◎簡単なスクリーニングで失語と構音障害は区別できる.
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