特集 精神障害者が暮らしやすい地域づくり
ヘルスプロモーションの視点に立った精神障害者のニーズ調査
宇都宮 仁美
1
1大分県佐伯保健所
pp.656-661
発行日 2001年9月15日
Published Date 2001/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902989
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精神保健福祉に関する法律の整備が進み,精神障害者の自立と社会参加の促進が図られてきている.こうしたなか,精神保健福祉法の改正に伴う平成14年度からの市町村への精神保健福祉業務の一部委譲に向け,保健所は当管内の地域で暮らす精神障害者の実態を明らかにし,市町村をはじめ,関係機関と円滑に連携をとりながら,効果的,効率的に精神障害者への支援を行う必要がある.また,今まで活動や事業を通して,精神障害者の社会復帰を支援してきたが,ニーズとの整合性を図るためにも,効果判定できる明確な指標が必要である.
そこで今回,プリシード・プロシードモデル(以下,モデル)を用いて精神障害者の自立と社会参加に向けた支援のあり方を検討するため,在宅で生活する精神障害者への実態調査を行ったので,その取り組みの経過を報告する.
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