視点
公衆衛生活動の原点:結核集団感染の経験から
豊田 誠
1
1高知市保健所健康づくり課
pp.800-801
発行日 2002年11月15日
Published Date 2002/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902845
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中学校結核集団感染と15歳の少女の涙
高知市保健所は,平成11年3月に中学校での結核集団感染を経験した.150名を超える生徒に予防内服が指示され,患者発生は平成14年2月まで続き,計32名にのぼった.
事例の対応では,結核予防会結核研究所の森亨所長をはじめ,全国のさまざまな方々から支援や励ましをいただいた.そのことに報いるために,「事例の経過について話して欲しい」という要請があれば,業務に支障がない限り出かけるようにした.いろいろな機会を通じて,医療関係者や保健行政関係者,学校関係者など,多くの人に話を聞いてもらった.話の内容は少しずっ変えたが,次のエピソードだけは必ず紹介するようにした.
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