特集 今求められる結核対策(2)—事例集
【患者管理システム—高知市の取り組み】結核集団感染発生時に保健所はどのように対応したか
豊田 誠
1
,
高平 百合
1
,
山崎 真妃
1
,
森田 伊都子
1
,
産田 由香
1
,
楠瀬 美枝
1
,
筒井 洋子
1
1高知市保健所
pp.572-576
発行日 2000年7月10日
Published Date 2000/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902221
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平成10年4月1日の中核市移行に伴い,高知市保健所が開設された。そして,開設後間もない平成11年1月に市内中学校で結核集団感染が発生し,平成12年3月現在までに発病者28名,感染者153名にのぼる大規模な事例となっている。
この集団感染事例における保健所の対応の経過について報告する。また,集団感染が発生した場合には,情報をいかに伝えるかということが重要な意義を持つが,その視点からの検討も加える。
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