連載 リレー連載・列島ランナー・7
離島における公衆衛生―公衆衛生の原点における活動
鷹箸 右子
1
1東京都島しょ保健所大島出張所
pp.778-782
発行日 2009年10月15日
Published Date 2009/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101657
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はじめに
神戸市の白井千夏先生より列島ランナーのリレーのバトンを渡されました.
白井先生とは,横浜で世界エイズ学会があった頃(1994年),厚生省(当時)のエイズ対策研究班を通じて知り合い,それ以来,神戸と東京という距離はあっても親しくさせて頂いています.
この4月から,筆者が伊豆大島へ赴任することを知った白井先生から,「離島勤務は公衆衛生の原点!」とお声かけ頂きました.
これまで東京都で20年以上にわたり公衆衛生活動にかかわり,感染症,母子保健,成人保健,精神保健等,一通りの公衆衛生的な対応について学んできたつもりの自分でしたが,離島では,そのすべてを基本に立ち戻って対応する必要性,難しさを実感し,改めて日本の広さ,東京の広さを認識しています.
まだ赴任して間もなく,離島の全体像を理解するには程遠い現状ではありますが,ここ数か月で認識した離島勤務についてお伝えします.
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