特集 改めて問う,保健事業はどれだけの成果をあげてきたか
老人保健事業の到達度評価
辻 一郎
1
1東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学
pp.468-472
発行日 2002年7月15日
Published Date 2002/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902760
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はじめに
昭和57年8月に老人保健法が成立してから20年が過ぎた.同法にもとづいて,昭和58年2月より老人保健事業が実施されている.発足当初,老人保健事業の画期的であった点は,目標年度を明示したうえで事業計画を作成し,それに沿って事業を実施したことにある.
第1次計画(昭和57〜61年度)では老人保健事業の体系化が図られ,健康診査受診者数も着実に伸びた.
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