連載 地域保健関連法規とその解釈・16
難病対策
河原 和夫
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1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科環境社会医歯学系専攻医療政策学講座
pp.292-293
発行日 2002年4月15日
Published Date 2002/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902717
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わが国の難病対策は,昭和30年代から見られた原因不明の奇病が,後に整腸剤キノホルムが原因であるスモンとわかり,大きな社会問題となったことから始まる.
この事件が契機となり,「難病対策要綱」が昭和47年に定められ,全国レベルで難病問題に対する取り組みが行われ,以後指定疾患数が増加し,都道府県レベルでも独自の制度が設けられ現在に至っている.
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