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今月の事例 石川県石川中央保健福祉センター
学校保健と地域保健が手をつないだ生活習慣病予防対策
田中 孝子
1
,
寺下 謙三
2
1前石川県石川中央保健福祉センター健康推進課
2寺下医学事務所
pp.448-449
発行日 2001年6月15日
Published Date 2001/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902530
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生活習慣病の予防は小児期から行う必要がありますが,実行のためには種々のハードルがあり,中でも特に学校保健との連携は難しいといわれています.石川県では平成11年度予算で,厚生部と教育委員会が学童に対する健康教育をそれぞれ独立に企画したところ,財政課から一本化して行うよう指示があり,思いがけず両者が本格的に手を組んだ事業が誕生しました.
当センターは,各医療圏ごとに一つ選ばれたS小学校と連携して児童とその保護者を対象に様々な試みを行いました.事業の概略は,図1のとおりで,事業の担当はそれぞれに分かれていますが,実際には学校と保健所が協力して行いました.
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