レポート
ドイツの二つのメッセ見学記—家庭看護98と老人看護99
華表 宏有
1
1聖隷クリストファー看護大学
pp.294-296
発行日 2000年4月15日
Published Date 2000/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902287
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ドイツ連邦共和国(以下,ドイツ)は,わが国と同じ「少子高齢社会」の様々な課題に直面しており,1995年から「介護保険制度」を実施していることは,よく知られている.
ここ2,3年来筆者は,フランス留学時代(1970〜71年)の見聞を踏まえて,その後30年ほどの欧州諸国の社会状況の変化が,その国の地域保健活動にどんな進展をもたらしているのか,その途中経過と背景に大変興味を持つことになった.2年前に筆者の職務が医学教育から看護教育に移ったことを契機として,欧州連合加盟国におけるその後の看護教育改革の過程を対象とする新たな課題に心をひかれるようになり,この3年間(1997〜99年)に4回ほどドイツとフランスの関連施設を対象とした現地調査の旅に出かけた.
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