特集 21世紀に向けての老人保健事業
エビデンスのある事業の推進—問診票の工夫
西 信雄
1
1宝塚市立健康センター
pp.628-631
発行日 1999年9月15日
Published Date 1999/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902144
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基本健康診査は,心臓病や脳卒中といった循環器系の疾患のハイリスク者を早期に発見することを主たる目的として開始された.その後,疾病構造の変化や検査精度の向上などに伴い血液検査の項目は充実が図られてきたが,問診票の項目は見直されることがなかった.
生活習慣病対策が課題となっている現在,問診票が果たすべき役割も変化が求められている.本稿では現行の問診票の問題点を整理し,生活習慣を中心とした問診票の試案を示してみたい.
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