連載 全国の事例や活動に学ぶ
今月の事例 沖縄県中央保健所
ローカルテレビを活用した保健所制作番組健康福祉情報番組「大世(ウプユー)をめざして」
国吉 秀樹
1
,
恵上 法男
2
1沖縄県中央保健所
2山口県柳井健康福祉センター
pp.212-213
発行日 1999年3月15日
Published Date 1999/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902051
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沖縄県那覇市から海上200km余を隔てた離島に宮古島がある.人口5万人余のこの小さな島は,全日本トライアスロン大会宮古島やオリックスブルーウェーブのキャンプ地などスポーツで知られる島でもある.ここでの保健上の課題は様々であるが,脳出血の死亡率が沖縄県の中では比較的高いことがあって,早くから「脳出血ゼロ作戦」と銘打った高血圧予防の普及啓発キャンペーンを保健所や市町村,地区医師会で展開していた.
平成7年度に老人保健対策特別事業の指定を受けて予算が確保されたので,より広域的な啓発事業として地域のケーブルテレビ局と共同で健康福祉の情報番組を制作,放映することになった(表).また番組制作と同時に,番組を通しての住民への情報提供の効果を知るために放送の前後で番組内容に関する周知度のアンケートを行った.
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