調査報告
結核新登録患者の状況分析
福永 一郎
1
,
實成 文彦
2
,
丸山 保夫
3
,
武田 則昭
4
,
浅川 冨美雪
5
,
笠井 新一郎
2
1香川県坂出保健所
2香川医科大学人間環境医学講座衛生・公衆衛生学
3香川県大内保健所
4香川医科大学人間環境医学講座医療管理学
5倉敷芸術科学大学人間環境科学
pp.900-904
発行日 1998年12月15日
Published Date 1998/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902007
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近年,結核罹患率減少の鈍化傾向,高齢結核患者の増加,集団感染,在日外国人の結核など1),結核対策は新しい局面を迎えている.とりわけ,高齢者の結核では,既感染者からの発病2),他の慢性病や生活習慣との関連3,4)など,結核対策の中でも重要な位置を占めており,また集団感染や家族内感染による若年患者・感染者の問題も看過できない.
今回,ある地域での胸部結核新登録患者の状況について述べ,また,地域での結核予防に関する検討を行い報告する.
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