活動報告
結核登録患者の情報入手と療養指導に関する検討
関口 ふさ
1
,
瀬戸 泰子
1
,
岩本 光
1
,
有元 佳子
1
,
松野 かほる
2
,
内田 靖子
2
1神奈川県鎌倉保健所
2国立公衆衛生院
pp.460-463
発行日 1973年6月10日
Published Date 1973/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205314
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はじめに
保健婦の結核患者への働きかけは,業務量の増大と保健婦不足のため,特に家庭訪問に費やす時間が限定されるので,少ない時間で多くのケースに働きかけなければならないため,ややもすると機械的,画一的に流れる傾向がうかがわれる。結核患者についてみると,偏在化がいわれ,きめ細かな保健婦の働きかけを必要とする対象がしぼられてきている。そこで,このような援助を必要とする患者によりよいサービスを実施するために,登録票および訪問記録を用いて,44〜46年の3年間の登録患者に対する保健婦の働きかけの実績について検討し,今後どの点をどのように改善したらよいかを追究した。
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