特集 地方分権の推進について考える
医師会活動と地方分権
柏木 明
1
1熊本市医師会
pp.624-627
発行日 1998年9月15日
Published Date 1998/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901949
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熊本市は九州のほぼ中心部に位置し,人口65万人で熊本県人口186万人の約35%を占める.そのうち65歳以上の高齢者の占める割合は,平成7年で13.8%である.平成10年4月第3次県保健医療計画によると,熊本県を11の2次医療圏に分かち,熊本市は単独で2次医療圏を構成,一般病床の必要病床数11,000床,既存病床数12,260床で1,260床の過剰地域となっている.県内の公的医療機関の大半,3次医療を担当する施設のすべてが本圏域にあって,保健所2,保健センター3が設置されている.
熊本市は昭和54年10月「健康都市宣言」を行い,昭和61年より10月1日を「市民健康の日」と定め10月を健康月間として毎年健康に関する多彩な行事が行われており,市民が健康で生きがいを持ち安心して暮らせる街づくりを目指している.
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