活動レポート 住民参加型の保健活動・6
福島県大越町の保健活動—地区から生まれる「いきいき白山構想書」
渡部 育子
1
,
橋本 恵子
2
,
岩永 俊博
3
1大越町健康管理センター
2福島県立総合衛生学院保健学科
3国立公衆衛生院疫学部
pp.270-272
発行日 1997年4月15日
Published Date 1997/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901676
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大越町では,「着々と進む高齢化に住民の力を生かして共に支え合える地域にしていきたい」という保健婦の願いから,平成5年度に国の地域保健特別推進事業を取り入れ,健康な町づくりがスタートした.
モデル地区となった白山区では,町プロジェクトチームとともに白山区すこやかな地域づくり推進委員会(以下,推進委員会)を発足し,「だれもが安心していきがいをもって暮らせる地域をつくろう」と,自分たちがめざす地域を話し合うことから始めた.その中から「区に住む人が高齢になっても,障害をもってもいきいきと生活できる」地域の健康な暮らしの姿を描き,そのための条件を話し合ってきた.そして,この話し合いの中から様々な活動(講師を招いての学習会,区民先進地視察,高齢化の進んだ町村との交流会,2回の調査,会報「いきいき白山」)も生まれた.以上,これまでの経過については前回までに報告した.
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