連載 福祉部門で働く医師からの手紙
介護にのめりこむ家族たち
牧上 久仁子
1
1豊島区中央保健福祉センター在宅保健医療
pp.40-41
発行日 1997年1月15日
Published Date 1997/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901627
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私が勤務するのは,以前は介護相談センターと呼ばれていた組織で,厚生省の老人保健法では「在宅介護支援センター」に該当します.全国的にも在宅支援センターが行政直営で運営されているケースは少ないようです.東京都の公衆衛生医で福祉部門に配属されるのは私が第1例だそうです.新設のポストですので「自分で仕事を見つけるように」と言われ,とにかくいろんな職種の人にくっついていろんなご家庭や,施設を訪問するようにしています.訪問の回数は保健所時代のほぼ5倍になりました.
保健所時代は訪問というと保健婦さんと一緒でしたが,異動してきてすぐヘルパーさんと痴呆性高齢者の方のご家庭を訪問する機会を得ました.
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