シンポジウム リハビリテーションと保健活動—障害の受容をめぐって
シンポジウムの総括
緒方 甫
1
1産業医科大学リハビリテーション医学教室
pp.578-579
発行日 1994年8月15日
Published Date 1994/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901096
- 有料閲覧
- 文献概要
第52回を迎えた歴史ある日本公衆衛生学会総会において,初めてリハビリテーションに関するシンポジウムが取り上げられ,21世紀に向けて世界でも類をみない高齢化社会にいかに対応すべきかを討議する場を与えられたことは,リハビリテーション医学を専門としている一人として喜びにたえない.学会長を務められた重松峻夫教授ならびに関係者の方々に厚くお礼をまず申し上げる.
しかし,与えられたサブタイトルは,リハビリテーション医療を推進する上においても,きわめて難解である障害の受容である.一般に,多くの成書には動機付けを行い,続いて,障害を受容させないと,真の意味におけるリハビリテーションは困難と記載されている.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.