Japanese
English
特集 平衡機能と姿勢反射
総括
Closing remarks with some prospect for future research
楢林 博太郎
1
Hirotaro NARABAYASHI
1
1順天堂大学医学部神経学教室
1Department of Neurology, Juntendo University School of Medicine
pp.807-808
発行日 1974年8月10日
Published Date 1974/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903662
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- Abstract 文献概要
「平衡機能と姿勢反射」というテーマでまとめることを意図した本特集に対して,数多くの本邦のすぐれた研究者から貴重な原稿を頂戴して,深く感謝しております。
神経学の歴史の中での,このテーマはきわめて古いものであり,緒言の福田教授の「研究の歴史」をはじめ各論文に述べられているごとくである。平衡の維持に対する内耳迷路系のもつ役割や,それに関連した原始姿勢反射—緊張性迷路反射,緊張性頸反射を含めて—が臨床神経学,ことに小児神経学における発達段階の問題や中枢疾患においての基本的な知識であり,関心であった。
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