疾病対策の構造 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    (3)安全性の構造
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                倉科 周介
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1東京都立衛生研究所
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.357-361
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1994年5月15日
                  Published Date 1994/5/15
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901038
                
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今日の日本人の死亡率は,ほかの国民に比べてどの年齢階級でもほぼまんべんなく低い.平均寿命はその積算値の一種だから,これが世界で最長になったのも理の当然といえる.生活環境の安全性をどの国よりも高くするというすこぶる正統的な営みの結果だが,病気と死を不可分の関係ととらえ,存在する病気の制圧を至上命題としてきた従来の疾病対策の感覚にはなじみ難い成行きだったかもしれない.やや違った角度からこの点を考えてみる.

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