特集 老人保健福祉計画の推進
保健婦の将来像と計画の推進
平山 朝子
1
1千葉大学看護学部
pp.102-105
発行日 1994年2月15日
Published Date 1994/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900972
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◆はじめに
保健婦は,1937年保健所法の施行に伴って,保健所を通して地域の看護活動を担う技術職員として誕生した.すでに半世紀を超える活動の実績と歴史を持っている.この間,わが国の社会情勢の動きに従い,保健行政の課題も移り変わり,いつの時代も保健婦のありようは問われ続けてきた.とりわけ保健婦の役割は周囲から問われることが多い.今回は,高齢社会に向けて諸サービスを整備していくために,保健婦がどの部分をどのように担うか,ということが問われている.したがって本論では,保健婦のこれからのあり方を看護学の立場から検討し,老人保健福祉計画の推進に貢献できる基本的な姿を考えたい.
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