特集 精神障害者の社会復帰
精神保健の地域ネットワークづくり—地域精神保健懇話会の活動を通して
鈴宮 寛子
1
,
佐々木 タカ子
1
,
竹中 章
1
,
南部 由美子
1
,
佐々木 幹郎
2
,
御幡 芳子
2
,
梶原 美恵子
3
,
元村 公子
4
,
小泉 高子
5
,
柴田 スマ子
6
1福岡市衛生局南保健所
2福岡保養院
3若久病院
4中村病院
5西岡病院
6井口野間病院
pp.25-28
発行日 1994年1月15日
Published Date 1994/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900953
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入院中心の精神医療体制から地域におけるケア体制への変換を言われて久しいが,地域で精神障害者が生活していくには,医療の継続はもちろん,住居,就労,家族や地域社会の受け入れなど様々な問題があり,保健,医療,福祉の連携が不可欠である.しかし,現実には,連携の必要性を十分に感じながらも,関係者はそれらの問題解決の糸口を探ろうと,個々に努力を続けている状態であった.そこで,精神障害者の社会参加を援助し,ひいては,障害者にとって住みよい地域づくりをめざして,みんなで集まって勉強会をしようと,福岡市南区地域精神保健懇話会(以下懇話会)が昭和63年4月に発足した.発足から現在までの経過と活動内容を紹介し,また,懇話会の今後について述べたい.
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