アニュアル・レポート
産業衛生学の動向
三好 保
1
Tamotsu MIYOSHI
1
1徳島大学医学部公衆術生学
pp.198-200
発行日 1993年3月15日
Published Date 1993/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900767
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◆はじめに
本年の産業衛生学の動向を,第65回の日本産業衛生学会総会を開催した立場から,日本産業衛生学会の学会活動の中にみられる研究の動向を中心に眺めることにしたい.
第65回日本産業衛生学会は,平成4年3月29日から4月1日までの4日間徳島大学医学部を会場として開催された.展示会場を加えると10会場の設営が行われ,同時進行の形で講演が進行した.本年度から今まで併催の形をとっていた産業医協議会が,産業看護部会と共に部会に衣替えして秋に大会を開催することになったので,1972年に定款変更により合催されるようになってから20年ぶりに学会単独の名称に還った.日医認定産業医制度が発足して,学会出席が基礎研修および生涯研修の研修単位に認められるようになっているので,勤務医,開業医の先生方の参加も次第に増えてきて活況を呈するようになっている.
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