アニュアル・レポート
衛生学の動向
渡辺 孟
1
,
新開 省二
2
Tsutomu WATANABE
1
,
Shoji SHINKAI
2
1愛媛大学医学部衛生学
2愛媛大学医学部衛生学教室
pp.194-197
発行日 1993年3月15日
Published Date 1993/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900766
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◆はじめに
日本衛生学会の沿革および近年の動向については,昨年のアニュアル・レポートの糸川嘉則京都大学教授の報告に詳しい.そこで,本レポートでは平成4年3月25日から27日の3日間にわたって,愛媛県松山市で開催された策62回日木衛生学会総会と,木学会が助成金を交付しているワークショップの概況を報告したいと思う.
第62回日本衛生学会総会は,愛媛大学教養部講義棟および愛媛県民文化会館の2施設を会場とし,上述の日程で開催された.本総会が四国で開催されるのは31年ぶり,愛媛の地においては初めてのことであり,地元の会員はもちろん各関係機関からも開催が待望されていたものである.
本総会での学会行事は一般演題発表に,総会行事として行われた次期会長講演および学会奨励賞受賞講演を加えたもので構成され,会員相互の学問的討議を中心とする本総会の特徴を引き継いだものとなった.一般演題としては457題の発表があり,参加人数は800名を超えた,前年の京都での本総会では496題を数えていたのでやや減少したことになるが,ここ数年は450〜500題でほぼ安定している.
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