社会の窓
近くて遠い国,朝鮮
野口 肇
pp.64
発行日 1965年1月10日
Published Date 1965/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203297
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筆者は昨秋,約ひと月半,朝鮮・中国を歩いてきました.今回はその朝鮮の感想です.
朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)つまり社会主義の北朝鮮は,地図の上だと日本海のすぐ向う,清津—新潟間なら船で2日間,飛行機だと東京—平壌4時間です.だがいまだに国交が回復していないので,まず南の香港にまわり中国に入境,そして中国の広い大陸を縦断したのち鴨緑江をこえてやっと平壌に着きます.飛行機待ちなどあり,最低5日はかかります.いやその前に日本を発つまで手続きが2週間かかります.
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