紫煙考
各国の喫煙・禁煙事情
福田 勝洋
1
Katsuhiro FUKUDA
1
1北海道大学医学部・公衆衛生
pp.1472-1473
発行日 1980年9月10日
Published Date 1980/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216694
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現在では多くの国々で喫煙を抑制する方向での喫煙コントロール活動が行われ,そのためにどんな対策をとるべきかに関するWHO専門委員会のガイドライン1)も出ているが,多くの対策は立法あるいはそれに代わる公的拘束力を必要としている.この種の活動の情報を国際的に収集し伝達する手段もまだ不十分な段階であるが,公的な活動については比較的よく収集しているInternational Digest of Health Legislationの最近4〜5年号と,WHO Chronicleの綜説などを参考に,海外での喫煙コントロールの現状をまとめた.公的な煙対策の喫情報は約30カ国ほどについてしか得られないが,少なくとも積極的に取り組んでいる国については見落としはないものと思われる.
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