公衆衛生人国記
福島県—公衆衛生を支えた人々(昭和20〜50年代)
辻 義人
1,2
Yoshito TSUJI
1,2
1前福島医科大学公衆衛生学
2現東北福祉大学社会福祉学
pp.658-660
発行日 1991年9月15日
Published Date 1991/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900430
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この年代の公衆衛生の社会的背景は,赤痢をはじめとする急性伝染病予防,結核対策,母子保健などが中心的課題であり,大変ではあったが,一面公衆衛生の華やかな時代であったともいえる.
この時代の公衆衛生を担った人々について述べるのが,筆者に課せられた役目であるが,公衆衛生活動は本質的に集団プレイであるので,この中から特定の人を取り上げるのは至難の業ともいえる.しかし,福島県公衆衛生に30年にわたって関わりをもったものとして,記憶に残っている人について,独断のそしりを承知の上で述べることにする.記録に残すべき人を落としてはいないかを虞れるものであるが御了承いただきたい.(文中の敬称は省略した).
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