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誌上シンポジウム 大震災と整形外科医
―福島県での経験から―東日本大震災と引き続く放射線被ばく問題について―福島医大,福島医大整形外科の活動と福島県の現状
The Great East Japan Earthquake and Radiation Exposure Problem in Fukushima
大谷 晃司
1,2
,
紺野 愼一
1
,
宍戸 裕章
1
Koji OTANI
1,2
,
Shinichi KONNO
1
,
Hiroaki SHISHIDO
1
1福島県立医科大学医学部整形外科
2福島県立医科大学医療人育成・支援センター
1Department of Orthopaedic Surgery, Fukushima Medical University School of Medicine
2Cente for Medical Education and Career Development, Fukushima Medical University School of Medicine
キーワード:
地震
,
earthquake
,
放射線被ばく
,
radiation exposure
,
整形外科外傷
,
orthopaedic trauma
Keyword:
地震
,
earthquake
,
放射線被ばく
,
radiation exposure
,
整形外科外傷
,
orthopaedic trauma
pp.215-223
発行日 2012年3月25日
Published Date 2012/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102278
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2011年3月11日の東日本大震災とそれに引き続く原発・放射線問題から,はや1年が立とうとしている.残念ながら福島県では,原発・放射線問題がいまだ収束の兆しがみえない.
福島県立医科大学は,津波の直接の被災地から内陸へ約60km入った福島市に立地している.福島医大整形外科としてのわれわれの経験は,主として後方支援病院,すなわち,被災地の援助をいかに行ってきたかに集約される.津波被害があった沿岸部における整形外科医の役割については,他稿を参考にされたい.本稿では,後方支援病院としてのわれわれの経験だけでなく,いまだ収束していない原発・放射線問題による福島の医療に関する現状を述べる.
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