特集 計画の時代—保健と福祉のリンケージ
〈対談〉計画の時代
北川 定謙
1
,
長岡 常雄
2
1国立医療・病院管理研究所
2東京都多摩保健所
pp.448-453
発行日 1991年7月15日
Published Date 1991/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900374
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長岡 昨年11月に,厚生省から地域保健医療計画の作成のガイドラインが示されました.これは医療法に基づく都道府県の医療計画を,各々の二次医療圏で推進するためのものですが,この地域計画を作成するにあたっては,二次医療圏内の特定の保健所がその事務を行うこととされたため,私たち保健所の職員は,この地域計画の策定に大きな関心を持っているところです.
またここ数年,高齢社会の到来を前に医療法だけでなく,高齢者保健福祉10か年戦略(ゴルードプラン)を始めとして,老人保健法や老人福祉法など,保健・医療・福祉の各分野にわたる国レベルの計画が策定され,それを補完する都道府県や市町村レベルでの地域計画の作成が進められようとしています.こうした時期でございますので,本日は永年厚生省でこれらの計画の策定に係わってこられました国立医療・病院管理研究所長の北川先生をお招きして,計画作成の考え方についてお話をうかがいたいと思います.
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