保健所機能の新たな展開—模索する保健所
実践活動を通して今後の地域保健活動を考える—群馬県
佐藤 キサ
1
Kisa SATO
1
1桐生保健所
pp.416-417
発行日 1990年6月15日
Published Date 1990/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900118
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◆はじめに
保健所は,地域における公衆衛生の専門機関として,その指導力を確保し,地域住民に信頼されるように保健活動を進めている.桐生保健所では,昭和61年の県の保健所活性化対策をもとに検討し,①保健所の基盤整備,②保健所を実施主体とした特別事業,③保健所長を中心とした職員の研修,研究調査活動等に努力している.また,パソコンの導入や医師の複数配置がなされ,庁舎増改築も進められている.
国では,平成元年に,地域保健将来構想検討会報告書が公表され,引き続き保健所において,地域保健活動における保健所の役割等を検討している.以下,桐生保健所の実践活動を紹介し,これからの保健所のあり方を考えてみたい.
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