映画の時間
—タランティーノという唯一無二のジャンル。—クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男
桜山 豊夫
pp.838
発行日 2023年8月15日
Published Date 2023/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401210118
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今月は、異色な映画監督クエンティン・タランティーノを描いたドキュメンタリーをご紹介します。タランティーノ監督の作品は、ちょっと独特ですし、監督した作品は9本、脚本を書いた映画を含めても10本ちょっとですから、ご覧になっていない方もいらっしゃるかと思います。しかしアカデミー脚本賞を2回受賞し、カンヌ映画祭でもパルム・ドールの栄誉に輝いています。
タランティーノ監督は1963年生まれで、若いころから映画好きで、ビデオショップで働きながらいろいろな映画を観ました。映画を作りたかったようですが、資金がなく、ショップ勤務時代に書いた脚本の版権を売って資金を得ます。その脚本は後に『トゥルー・ロマンス』(トニー・スコット監督/1993年)、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(オリバー・ストーン監督/1994年)として映画化されます。
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