映画の時間
—香港が誇る七人の監督が、香港の“美しい瞬間”を、全編35mmフィルムで撮った響き合う七つの物語。—七人樂隊
桜山 豊夫
pp.898
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209930
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オムニバス映画というと、『黄色いロールスロイス』(1964年・イギリス)のように、黄色いロールスロイスがつぐむ物語を一人の監督が描いていく作品もあれば、『四つの恋の物語』(1947年・東宝)のように、複数の監督が一つのテーマについて映像化する作品もあります。『四つの恋の物語』では、豊田四郎、成瀬巳喜男、山本嘉次郎、衣笠貞之助という巨匠たちの作品を1本の映画で見られるのでかなりお得(?)な感じです(なんと黒澤明が脚本を担当する作品もあります)。
今月ご紹介する『七人樂隊』は、香港映画界を代表する7人の監督の7作品が楽しめる、大変お得な映画です。
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