映画の時間
—猫がいる、一つ屋根の下。僕に家族が出来ました ———。—劇場版 ねこ物件
桜山 豊夫
pp.736
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209899
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主人公は30歳、独身の二星優斗(古川雄輝)。クロとチャーの2匹の愛猫と暮らしています。子どもの頃に両親は亡くなっており、唯一の肉親であった祖父・幸三(竜雷太)が残してくれた家を利用して始めた「猫付きシェアハウス・二星ハイツ」のオーナーです。このシェアハウスには弁護士志望の修(細田佳央太)、俳優志望の毅(上村海成)、プロボクサーを目指す丈(本田剛文)、そして台湾からの留学生ファン(松大航也)の4人が同居していました。4人は、それぞれの夢を実現すべく、次のステージへ進むために巣立っていき、広い一軒家には、優斗と猫だけになりました。
以前から猫付きシェアハウスの世話をしてきた不動産屋の社員・有美(長井短)は、4人が引っ越した後の優斗を気遣って、新たな入居者を募集してシェアハウスを再開してはどうかと提案しますが、優斗はあまり興味を示しません。再開に消極的な優斗でしたが、祖父・幸三の残した手紙に書かれていた、あることを思い出し、急にシェハウスの住人募集に乗り出します……。
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