特別企画 積極的疫学調査から見た新型コロナウイルスの感染特性
積極的疫学調査から分かった潜伏期間などの時刻の差
緒方 剛
1
1茨城県潮来保健所
キーワード:
新型コロナウイルス
,
潜伏期間
,
発症間隔
,
感染可能期間
,
診断の遅れ
Keyword:
新型コロナウイルス
,
潜伏期間
,
発症間隔
,
感染可能期間
,
診断の遅れ
pp.718-721
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209895
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ポイント
◆保健所の積極的疫学調査のデータを整理することにより、潜伏期間、発症間隔、診断の遅れなど時刻の差の観測値が得られる。
◆変異株によって、潜伏期間、発症間隔、感染可能期間などが短縮してきており、自宅待機期間や隔離期間などに反映されている。
◆初期には検査数不足などによる診断の遅れによって、感染者数が増加した可能性がある。
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