特集 2030年に向けたHIV/AIDS対策
エイズ対策に関わる当事者参加型リサーチの実際と公衆衛生活動への示唆
井上 洋士
1,2,3
1HIV Futures Japanプロジェクト
2日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス
3順天堂大学大学院医療看護学研究科
キーワード:
HIV
,
エイズ
,
当事者参加型リサーチ
,
GIPA
Keyword:
HIV
,
エイズ
,
当事者参加型リサーチ
,
GIPA
pp.812-817
発行日 2020年12月15日
Published Date 2020/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209525
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【ポイント】
◆当事者参加型リサーチ方式は,当事者が研究において企画から実施,発表まで一貫して参加する研究方式であり,進めるに当たって留意すべき点がある.
◆エイズ対策においては,GIPAの原則があり,HIV陽性者がエイズ対策に積極的に関わる形をとることが必要とされている.
◆わが国の感染症対策において,当事者が研究者らとともに公衆衛生活動を進めていくというアプローチはまだ不十分な段階にあるかもしれない.
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