特集 徹底解説 東京2020対策—今こそ!マスギャザリングへの備え
東京2020に向けた性感染症(STD)・HIV対策
田沼 順子
1,2
1国立研究開発法人国立国際医療研究センターエイズ治療・研究開発センター医療情報室
2国立研究開発法人国立国際医療研究センターエイズ治療・研究開発センター救済医療室
キーワード:
性感染症対策
,
STD対策
,
HIV対策
,
国際的マスギャザリング
Keyword:
性感染症対策
,
STD対策
,
HIV対策
,
国際的マスギャザリング
pp.324-329
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209388
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
【ポイント】
◆近年,梅毒の感染が拡大している.東京2020における感染症対策には性感染症(STD)対策も含めるべきである.
◆国際的マスギャザリングへの準備として特に,サーベイランスやモニタリングの仕組みづくり,緊急予防措置としてのHIV曝露後予防(PEP),訪日した外国人HIV感染者に対するケア,多言語対応に取り組む必要がある.
◆オリンピック憲章は性の多様性を尊重している.オリンピック・パラリンピックはSTD対策を推進する好機である.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.