Japanese
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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1999
5 皮膚科医のための臨床トピックス
HIVの院内感染対策
The management of health care worker exposures to HIV
小池 正
1
Tadashi KOIKE
1
1新潟大学医学部附属病院輸血部
1Division of Blood Transfusion, Niigata University Medical Hospital
キーワード:
HIV
,
院内感染対策
,
針刺し事故
,
曝露後予防的抗HIV薬服用
,
ユニバーサルプレコーション
Keyword:
HIV
,
院内感染対策
,
針刺し事故
,
曝露後予防的抗HIV薬服用
,
ユニバーサルプレコーション
pp.183-187
発行日 1999年4月15日
Published Date 1999/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902888
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近年,HIV感染に関する基礎的研究の進展や新しい薬剤の導入はHIV患者に対する治療戦略を大きく変えつつある.HIVの院内感染対策に関していえば針刺し事故などによる医療関係者のHIV感染の実態が明らかとなり,事故直後の抗HIV薬AZTの予防的服用の有効性も報告された.これらの背景のもとに1998年5月米国公衆衛生局から針刺し事故などの暴露後予防的抗HIV薬服用の指針が出された.本稿ではこれについて紹介した.しかしHIVの院内感染対策の要は針刺し事故の予防である.
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