特集 ゲノム革命—予防・医療のイノベーション
ゲノム医療の推進に向けた法的・倫理的課題と対策
中田 はる佳
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1国立がん研究センター社会と健康研究センター生命倫理・医事法研究部
キーワード:
ゲノム医療
,
がん遺伝子パネル検査
,
患者・市民参画
,
PPI
Keyword:
ゲノム医療
,
がん遺伝子パネル検査
,
患者・市民参画
,
PPI
pp.232-238
発行日 2020年4月15日
Published Date 2020/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209363
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【ポイント】
◆日本のゲノム医療はがん領域を足がかりとして急速に進んでおり,2019年6月に「がん遺伝子パネル検査」が保険収載された.
◆がんの診療データベースの法的基盤の整備と,患者・市民参画,遺伝情報取り扱いに対する懸念への対応が喫緊の課題である.
◆ゲノム医療に関する法的・倫理的課題について,患者・医療者をはじめ,政策立案者や関連事業者を交えた継続的議論が必要である.
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