特集 SDGsと地域の公衆衛生活動
尾張旭市のまちづくりと健康都市プログラム
川本 英貴
1
1尾張旭市企画部健康都市推進室
pp.520-525
発行日 2019年7月15日
Published Date 2019/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209184
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はじめに
愛知県尾張旭市(以下,本市)は,2004年6月にWHOが提唱する健康都市の国際ネットワークである健康都市連合1)に加盟した.同年8月には健康都市宣言を行い,体の健康だけでなく,心の健康・まちの健康に総合的に取り組むこととした.2005年に「尾張旭市健康都市プログラム」2)を策定し,その後,健康都市としてさまざまな施策を展開している.2016年には健康都市連合1)の理事に就任し,連合加盟都市のけん引役を担いながら,市民と協働で,持続可能な市民参加型のまちづくりを推進している.
本市では,2018年度から健康都市の取り組みをSDGs(Sustainable Development Goals.持続可能な開発目標)3)の目標達成と関連付け,市民への周知活動などを本格的に始めた.本稿では,本市が進めている健康都市のまちづくりの取り組みとSDGsについて述べる.
なお,文中意見にわたる部分は私見であることをお断りしておく.
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