連載 リレー連載・列島ランナー・119
ハイリスク妊産褥婦のレベル分けによる適切な支援体制の構築—産科診療所での取り組みと医療機関・地域連携の実際
大西 舞子
1,2,3,4
1武庫川女子大学看護学部(母性看護学)
2医療法人青葉会神野レディスクリニック
3マーガレット出張助産院
4京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻博士後期課程
pp.143-147
発行日 2019年2月15日
Published Date 2019/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209080
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はじめに
前回(83巻1号)を執筆された藤原久子先生とは,私が以前に京都府の総合母子医療周産期センターで勤務していた時,同病院の医療ソーシャルワーカー(medical social worker:MSW)さんとして出会った.特定妊婦(出産後の子どもの養育について,出産前において支援を行うことが特に必要と認められる妊婦)の方の支援においては地域との連携が欠かせない.これには,症例ごとにきめ細やかな対応をしていただける敏腕MSWの存在がとても大きい.藤原先生の地域母子保健水準の向上への取り組みからは,大変多くのことを学ばせていただいた.
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